競艇のレースのみどころについて紹介
2019/10/03
他の公営ギャンブルと競艇で大きく違っている点を1つ挙げるとすれば、それはスタートの違いについてです。初めて競艇のレースを見た人は、何が何だかわからなくてもおかしくありません。6号艇までの選手がそれぞれのポジションを探り合い、ゆっくり進んでいたかと思ったら急に速度を上げるのですからビックリします。
競艇はこの独特のスタートが、まずみどころになっています。スタートの時は「もしかしたらフライングになってしまうかも」と、一抹の不安を抱えながらレースを見てしまいます。
最初のコーナーに入る時も、スタートと同じように競艇のみどころの1つです。最初のコーナーのポジション争いはとても大事で、そこで決まった隊列のままゴールすることも珍しくありません。最初のコーナーを過ぎて先頭をいく選手がそのまま押し切るケースです。
この最初のコーナーで最後方にでもつけようものなら、そこからの大逆転はよっぽどのことがない限り厳しいといわざるをえません。そう考えたら競艇は、先行有利どころか逃げが絶対的に有利です。途中でアクシデントでもない限り、逃げている選手がそのままいってしまいやすいです。もちろん絶対ではありませんが、そうなることが多いです。
普通はゴールする瞬間こそが一番のみどころになるものですが、競艇の場合はやや毛色が違っています。ゴール瞬間ももちろん見逃せないのですが、それと同じぐらいスタートと最初のコーナーへの入り方がみどころになっているのです。
そこで舟券を買っている選手が好位置にでもつけてくれれば、内心「当たった」とほくそ笑んでしまいかねません。後は2着だけに注目で安心して見られる、ということもよくあります。
ただそれでもレースは終わってみるまでわかりませんし、道中で抜きつ抜かれつの攻防ももちろんあります。特にインコースを果敢に攻めて接触したり、外へと大きく膨らんでしまったりすることもあります。そのような勝負が行われれば順位は当然のことながら入れ替わりますので、スタート以外にもみどこは随所にあります。舟券を買っているとそのせめぎ合いを見ているだけで手に力が入ってきますし、全力で応援したくなります。
その結果舟券を買っている選手が順位を1つでもあげてくれれば歓喜しますし、当たる可能性ももちろん高くなります。スタートから最初のコーナーは競艇でとても重要なポイントですが、それだけが競艇のすべてではありません。レース全体を通してみどころは多々あります。