ボートレース(競艇)はデートにも使えるゆるさと深さがあります
2017/11/06
ある日、家の近所のパチンコ屋さんがボートレースの場外売り場になってました。
「競艇かあ・・」となんとなく思いました。CMなどで知ってはいましたが、実際にやろうとは思いません。私はあまりギャンブルはやらないほうだったので、競艇のイメージはあまりよくなく、ギャンブル中毒になってしまった廃人がやるものだと思っていたのです。
でもある日、場外売り場の近くに来たとき「行って見ようか」と思いました。友達と一緒だったので、度胸試しのような感覚でした。身ぐるみはがされることは無いでしょうが、ドキドキしました。中に入ると、そこは初めて触れた空間が広がってました。
あたり一面の壁にモニターが掛けられていて、みんなモニターを見上げているのです。結構な人がいましたが窮屈な感じはしなく、イメージしていたのとはだいぶ違いました。
目を血走らせている人も奇声をあげている人もいません。どちらかというと昼下がりの老人ホームのような暖かな空間でした。テーブルがありそこに投票用紙もありましたが、まず書き方がわかりません。初心者用の解説コーナーがあったので、まずそちらを見る事にしました。
初心者用にとても詳しく解説してくれて、すべて見終わるころには競艇のことがなんとなくわかってきました。私は数百円の枠内で遊んで見ることにしました。
投票用紙を手にとって、次に開催されるレースの一番本命にかけました。レースの緊張感、水の上というオリジナル、レース展開はドラマチックですぐに引き込まれました。
当たったり外れたりしながら競艇のコツをつかもうとしました、なんてったって当たる確立は六分の一なのです。ゲームの攻略をしている気分でした。
初心者なりに予測するのですが、勝率はいまいちでした。まあ、いきなり勝てるとは思ってませんが、予測と結果がいいリズムでやってくるので楽しいんです。
これなら、あまり熱くならないで一日中、まったりと過ごすこともできるでしょう。デートにも使えそうです。時間があるときに、ゆるく賭けながら遊ぶにはもってこいな場所です。調べればデータはいくらでも出てくるので、腰をすえて取り組むのもいいかもしれません。
いずれにせよ、ギャンブルをしない私でも競艇は楽しめそうでした。パチンコなどはやりませんし競馬は複雑でついていけません。競艇ぐらいのシンプルさがいいんです。最初の場外売り場の印象がのほほんとしていたので、基本的に競艇はゆるいギャンブルなんだと思います。
ここには数千円あれば一日中いれるでしょう。休みの日に文庫本と新聞を持ちながら一日中いるのもいい気がしてきました。そうすればいつか競艇の攻略法が見つかるかもしれません。
でも、見つからなくてもいいと思っている自分もいます。きっと競艇には、ゆるさと深さがあるんです。ゆるく楽しむのも、深くはまるのも自由なんです。